2013年12月18日水曜日

J3がJリーグと別物だってことは最初から決まってたんや!という話

12月17日、Jリーグから来年よりはじまるJ3(J1、J2に次ぐ実質の3部リーグ)に関するリリースが出ていました。

『J3リーグ 大会名称およびリーグロゴについて』

J3の正式名称は「J3リーグ」となりました。意外と知られていませんが、J1やJ2は「Jリーグディビジョン1」「Jリーグディビジョン2」というのが正式です。J3を「Jリーグディビジョン3」としなかったことに、J1・J2とJ3の違いが際立ちます。

それに応じて、J1・J2とは別のロゴを使用することにもなりました。正直、ロゴなんかコアな人しか違いを気にする事はない思うので、個人的には気にしていないです。

『2014J3リーグ 大会方式および試合方式について』

12チームで構成される2014年のJ3は、3回戦総当たりで全33節を行います。同じチームとはホームとアウェイで1試合ずつ行うとして、残り1試合はどうやってホームを決めるのでしょうか。

他に決定した、あるいは特筆すべき事項は、

・選手交代の枠が5人
・外国人枠は2人+Jリーグ提携国(タイ、ベトナム、ミャンマー、シンガポール、カンボジア)枠として1人⇒最大でも3人。
・J3の1位はJ2の最下位(22位)と自動入れ替え、2位はJ2の21位と入れ替え戦を行う。(J3の上位2チームのJ2ライセンス取得状況や、U-22選抜が上位2チーム入りした際には若干のシステム変更があるがここでは割愛)

ぐらいでしょうか。


さて、このJ3を取り巻く状況には「Jとは名ばかりで、実際はJ1・J2とは別物。唐突にはしごを外された」などの声もサッカー好きから挙がっています。その反面、「ドイツの形態を真似ているのでは」や「J2とは扱いが違うとは最初から言われていた。何を今更」といった声も。
(詳しくは、コミュサカまとめブログの『【J3】Jリーグが来季から始まるJ3のロゴ、名称、レギュレーション等を発表!&ツイッターの反応まとめ』参照)

ということで調べたらわかることでしょうが、実際JリーグがJ3がどう扱っているか改めて見てみることに。

J3については、Jリーグが報道資料として出した『J3への参加に向けた各種資格要件について』を読めばかなりのことが分かるので暇人はぜひ熟読を。忙しい方も、最後の5ページにJ1・J2との違いが一覧表になっているので一目瞭然です。

資料を読んで、個人的に大きい違いだと思った部分を3点ほど挙げてみました。

①トップチームのプロ契約選手

Jリーグ選手のプロ契約には詳細は割愛しますが、A契約・B契約・C契約というものがあります。

J1・J2は「A契約が何人以上」という基準ですが、J3は「プロ契約選手が3人以上」という基準。極端に言えば、スタメンとベンチ入り合わせた16人のうち13人がアマチュアでも問題ないのがJ3。

プロ契約がすべてとは言いませんが、J2とJ3の間には相当な規制緩和の開きがあります。

②実行委員会

Jリーグには各クラブの代表が出席してリーグ運営について意見をかわす、実行委員会という組織があります。例えば、来シーズンの試合日程や、最近では2ステージ制の導入もここで話し合われました。

資料を読んでいくと、「実行委員会はJ1・J2とJ3とが合同では実施しない」とあります。あくまで正規のJリーグ会員はJ1・J2クラブであるということと、J1・J2とJ3ではまったく運営が別物であることを示しているように思われます。

③リーグの位置づけ
J1・J2⇒「日本のトッププロリーグ (競技成績でディビジョンを分ける)」
J3⇒「J2を目指し・理念を推進するクラブで構成されるプロリーグ」

決定打として、もう位置づけ的にまったく別物でした。「日本のプロリーグ」としてJ1・J2・J3をまとめるのではなく、「トッププロ」と「プロ」というように扱いを変えて、明らかに差を際立たせています。


まとめるとJリーグ側のJ3に対する施策は、「唐突にJのはしごを外した」訳ではなくJ3設立時に設定したJ3の立ち位置にのっとって淡々と行われたことです。『J2の下にJ3、3部リーグ創設』といった趣旨だけが報道でもクローズアップされたあまり、はしごを外された印象を持つ人も多かったのではないかと推測されます。

ただ、JリーグアウォーズにはJ3チームも出席できるなどJリーグの一員として扱う側面もしっかりあります。イメージとしては、Jリーグを目指すクラブを早めに青田買いし、Jリーグで取り囲っておくためのJ3なのではと。

徐々に全容が明らかになったJ3。3月9日が開幕であることも発表されました。

これほどまでにどんな様子になるか予測できないリーグは、なかなか見かけないと思います。J3に注目するなんてコアな楽しみ方なのかもしれませんが、コアでもライトでもJ3は誰もが未知の領域。いっそのこと初心者がW杯と一緒に飛び込むには、格好のリーグになるかも・・・笑

おしまい。


0 件のコメント:

コメントを投稿